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きちんと睡眠はとっているし、メイクも落としているのに、目の下が茶色くなっている…そんなクマに悩んでいる方のために、どうして茶クマができるのか・どうやったら解消されるのかを調査しました。
第3話:黒クマ編
第5話:切らない治療のリスク編
他のクマ・たるみが皮膚や脂肪のたるみを原因にしているのに対し、茶クマは「色素沈着」が原因となっています。そのため、他のクマとも対策が異なるので少し厄介ともいえるでしょう。
この記事の監修者
目の下や目元全体が茶色になっている「茶クマ」。赤クマ・黒クマと比べると、目の下にたるみがないのが特徴です。
セルフチェックでも判別できますよ。赤クマ・黒クマ・血行不良でないとわかれば茶クマなので、次の方法で確認してみてください。
たるみが原因で目元が暗くなっているなら黒クマ、皮膚を引っ張って赤みが増したら赤クマ、マッサージして改善するなら血行不良です。クマの種類によって原因、対処法が異なるので、自分が何クマなのか確認しておくのがおすすめです。
茶クマの原因は、メラニンの過剰生成や色素沈着によるもの。そのため、セルフチェックで 皮膚を引っ張ったり、顔の角度を変えたりしても色が変わらないのです。
色素沈着とはメラニンが多く作られ、正しく排除されず、肌に色が着いてしまう現象です。
メラニンを作るのは、メラノサイトという皮膚細胞です。皮膚の色が薄い人は、日焼けや切り傷、にきびなどの炎症時に一部のメラノサイトが過剰に反応して、不均等にメラニンが生成され、シミやそばかすがつくられます。
通常は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)で次第に消えていくものです。しかし、メイクを落とすときに強く洗いすぎて傷をつけてしまう・紫外線を浴び続けたりすることで、メラニンが生成され続け、ターンオーバーが正常に行われなくなります。排除されなかったメラニンが、肌に残ることで色素沈着になるのです。
特に目元は皮膚が薄くなっており、刺激を受けやすくなっています。そのぶんメラニン色素も生成されやすくなるのです。
肌荒れやニキビができやすい敏感肌は、色素沈着ができやすいので気を付けましょう。
色素沈着の要因は、肌の刺激によって過剰に作られたメラニンとターンオーバーの乱れ。敏感肌の方は炎症を引き起こすことが多く、刺激に弱いため色素沈着が起こりやすいのです。
また、敏感肌の方は環境の影響を強く受けやすく、血流が悪くなってしまうことも。すると肌がくすんで見え、メラニン量が少なくても茶クマやシミがより濃く見えてしまいます。
色素沈着による茶クマは、セルフケアではなかなか改善しにくいとされています。しかし、皮膚科や美容クリニックでは、シミの色素を薄くする施術が行われています。予防が期待できるマッサージやスキンケアもあるので、「年を取ったから…」と諦める前に試してみてください!
気になる茶クマは、コンシーラーで隠したり、美容医療で無くしたりすることができますよ。ぜひ試してみてください。
ファンデーションだけだと、クマは隠しづらいもの。コンシーラーを使用することで、より肌に密着して誤魔化してくれます。
しかしクマはベージュ1色だけでは隠せません。補色となるカラーを乗せてから、ベージュで明るくすることで、カモフラージュできますよ。茶クマなら、イエローが補色となります。
茶クマは、肌が生まれ変わりにくくなったために色が定着してしまったもの。ターンオーバーを正常化させることで、明るい目元を手に入れられます。セルフケアで、肌の調子を整えてみましょう!
ターンオーバーを正常化させるために重要なのはスキンケアです。洗浄・保湿をしっかりと行うことで、肌を正常に保てます。
洗浄時に気を付けたいのは、ゴシゴシしないこと。肌へ強い刺激を与えることが色素沈着の原因になります。クレンジングオイルはたっぷりと使うこと・洗顔はしっかりと泡立てることを意識して、摩擦が少ないケアを心がけましょう。
保湿時は、薬用美白のクリームがおすすめ。有効成分がメラニン色素の生成を抑えてくれるので、これ以上のクマ・シミを防いでくれますよ。
目の周りの水分が熱によって赤くなり、そのまま色が着いてしまうのが茶クマの要因のひとつとも言われています。そのため、体の熱をうまく逃がすストレッチをするのが◎。体全体をつかったストレッチで、うまく熱を逃がしてあげましょう。
スネが伸びるように、足先を後ろに伸ばします。右斜めや左斜めなど、いろんな方向に曲げるのがポイントです。
太ももが伸びるように正座をします。もし正座ができない場合は、立ったまま足首をもって太ももへグッと引き寄せるだけでOK。太ももをほぐしましょう。
両手を合わせてばんざいし、後ろにストレッチをします。腹筋から胸までが伸び、熱が放出されます。
熱によってできた赤みが、茶クマになる可能性があります。顔にある熱を逃がして、茶クマを予防しておきましょう。皮膚を優しく引っ張って、熱を逃がしてあげるマッサージを紹介します。
基本的に右指で皮膚を抑え、左指で揺らしながら引っ張る動作を繰り返します。
目のまわりは薄いため、擦りすぎると色素沈着に繋がってしまいます。撫でるようにマッサージするのがコツです。
また、体の熱を取るストレッチからやると、熱が逃げやすくなります。ゆっくり時間をかけて熱を逃がせば、健康的な目元を手に入れられるはずです。
目の下の茶クマはセルフケアで改善するのが難しいもの。かといって、毎日のメイクでクマと戦うのももううんざり…という方は、美容医療ですっきりした目元を手に入れませんか?
色素沈着の茶クマには、メラニン色素にアタックする「レーザートーニング」や「光治療」が行われます。それぞれの特徴とダウンタイムを詳しく見てみましょう。
肝斑治療に使われるスタックトーニングを、目の下のクマに使う治療法です。レーザーで蓄積されたメラニンを少しづつ減らしていきます。
肝斑は少しの刺激でメラニンが増えてしまうため、今までは内服治療しかできませんでした。しかし、レーザートーニングで使用される機器は、均一な照射ができる「トップハット型」。0.01mm単位でレーザー深達度の調整をして、炎症を引き起こさない適切な照射範囲を指定できます。
治療中は、パチパチとはじかれるような痛みと熱を感じますが、軽度なものです。術後に照射部位がヒリヒリすることがありますが、1時間程度で治まります。
リスクとして、ほんのり赤みが出る・やけど・クマが濃くなる・肌がカサカサする可能性があります。セオリークリニックではクマをきれいにするために、美白へ導くビタミンCとトラネキサム酸を処方・日焼けした肌には施術を行わない・施術後パックをセットにしてくれます。低出力で行なっているため、レーザーによるかさぶたは報告されていません。
熱を顔全体に照射する治療方法です。熱がターンオーバーの正常化を促し、シミの原因となるメラニンの排出・皮膚の再生を早めてくれます。
セオリークリニックでは、日本人向けに開発された機器を使っています。メラニンが多い日本人は、白人向けの機器を使うと赤みが強くでたり、痛みが出たりすることがありました。一方で、セオリークリニックが使用しているライムライトは、メラニン量が多い方でも痛みを抑えて使用できます。
治療中は、ゴムではじかれたような痛みがあります。照射直後はひりひりして赤みがでることがありますが、数時間で落ち着きます。ただシミが濃い部分や、ほくろがある部分はほんのりと赤みが続きます。
リスクとして、かさぶた・赤み・やけど・クマが濃くなる・肌がカサカサする・可能性があります。セオリークリニックなら美白成分であるビタミンCとトラネキサム酸、保湿剤であるセラミドパックなどが用意されており、クマをきれいに無くす準備をしてくれています。
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問い合わせTEL:03-6228-6617
※以下はセオリークリニックの施術を受けた方の体験談(個人の感想)をインタビュー形式で掲載しています。個々の患者の状態等により治療等の結果は異なるものであることをご理解ください。